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サッカーのアディショナルタイム(ロスタイム)とは何?カタールW杯のATが長かった理由

こんにちは、tetsuです。

「サッカーの試合を見たことがある人なら、アディショナルタイム(ロスタイム)という言葉を聞いたことがあるでしょう。

今回はアディショナルタイム(ロスタイム)とはどんな時間かを解説しながら、サッカーがアディショナルタイム(ロスタイム)によってどのように面白くなっているのかも紹介して行きます。

アディショナルタイム(ロスタイム)とは何?

サッカーの試合で、通常の90分間の試合時間に加えて、審判が試合終了のタイミングを判断して追加される時間のことを「アディショナルタイム」もしくは「ロスタイム」と呼びます。

アディショナルタイムは、試合中に発生した様々な要因によって決定されます。

例えば、ゴールキーパーがゴールキックやコーナーキックを蹴る時にかかった時間、負傷した選手が治療を受ける時間、交代選手の投入や試合中断時の時間などです。

アディショナルタイムは、通常1~5分程度で設定されますが、試合状況によってはそれ以上になることもあります。特に試合中に選手が揉めたりVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の確認で試合が中断すると、その分の時間が追加されます。

最長14分?カタールW杯の長いアディショナルタイム

2022年の11月から12月にかけてカタールで開催されたFIFFAワールドカップ2022では、長すぎるアディショナルタイムが波紋を呼びました。

通常のサッカーの試合におけるアディショナルタイムは4~5分なのに対し、カタールW杯2022で掲示されたアディショナルタイムは最短でも7~8分と、倍近い時間となりました。

イングランド対イランの試合では、前半に14分8秒、後半に13分8秒のアディショナルタイムが取られました。トータルで117分16秒もかかりました。

VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の確認に多くの時間を取られる中で、アディショナルタイムの長さについては様々な議論が展開されています。

アディショナルタイムでドラマが起こる

サッカーにおけるアディショナルタイムは、長ければいいというものでもありませんが、サッカーにおける多くのドラマはアディショナルタイムの中で起こります。

サッカーのアディショナルタイムでドラマが起こることは非常によくありますが、その中でも最も有名なのは、1999年のUEFAチャンピオンズリーグ決勝戦でのマンチェスター・ユナイテッド対バイエルン・ミュンヘン戦での出来事です。

この試合は、バイエルン・ミュンヘンが1-0でリードしていた状況で終盤に入り、アディショナルタイムに突入しました。しかし、マンチェスター・ユナイテッドは、3分間のアディショナルタイムで2点を奪い、試合を2-1で逆転勝利しました。

この試合の最後の数分間は、サッカーの歴史の中でも最も有名な瞬間の一つとなり、マンチェスター・ユナイテッドのファンにとっては忘れられない瞬間となっています。

また、日本の高校サッカーでもアディショナルタイムの劇的なドラマが起こりました。

第92回全国高校サッカー決勝の富山第一vs星稜の決勝戦は、後半アディショナルタイムに1点ビハインドの富山第一高校がPKを獲得し、劇的な同点ゴールで延長戦へ突入。そのまま延長後半に逆転するというまさしくドラマが起こりました。

このように、サッカーのアディショナルタイムという時間は、常に私たちを興奮させてくれる特別な時間です。

最後の1秒まで試合は分からない、と良く言いますが実際に最後のワンプレーで決勝点が決まる試合が、サッカーにはたびたび訪れます。

その一瞬の興奮を一度知ると、サッカーの魅力から離れられなくなるのかもしれません。

今回はアディショナルタイム(ロスタイム)とは何かを解説しました。

これからサッカーを見る方、サッカーに興味のある方はぜひアディショナルタイムが終わるその瞬間まで試合から目を離さずに注目してみてください。

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