札幌社会人A1リーグに所属するMachu Picchu.FCで、選手としてプレーしているTETSU ONODERAです。
2026年のシーズン前に、チームの公式サイト(https://machupicchu-fc.com/)を自分で作りました。そこから1シーズン、試合のたびに結果と順位表を更新し、Instagramを開設し、リーグ戦全9試合を撮影してもらいました。
この記事では、次のことを実際の数字と一緒に書きます。
- 何を考えて、どの順番でサイトを作ったか
- 試合後にどんな更新作業をしていたか
- Instagramと公式サイトをどう使い分けたか
- 試合撮影とハイライト制作をどう依頼したか
- うまくいかなかったこと、次のシーズンに直したいこと
うまくいった話だけではありません。むしろ「サイトがあったから実現したこと」は、今シーズンは生み出せませんでした。その理由も含めて書きます。

この記事の要点
| 項目 | 実績 |
|---|---|
| 制作期間 | 約1週間 |
| 更新頻度 | 約2週間に1回(試合のたび) |
| 1試合あたりの作業 | 約20分(ハイライト投稿を含む) |
| フォロワー68人/ハイライト動画1本あたり約5,000〜1万回再生(2026年10月11日時点) | |
| 試合撮影 | 2026年リーグ戦 全9試合 |
社会人サッカーチームの公式サイトを作った理由
20年以上続くチームなのに、記録がどこにも残っていなかった
Machu Picchu.FCは札幌市で活動する社会人チームで、公式サイトでは創設を2005年としています。私は大学を卒業したあと、社会人でもサッカーを続けたくてチームを探し、知人の紹介で加入しました。
3シーズンを過ごして、4年目を迎える前の冬にサイトを作り始めました。
当時のチームの情報発信は、ほとんどありませんでした。
- 2008年頃で更新が止まったブログがある程度
- InstagramやXの公式アカウントは無し
- 試合日程や結果は、LINEグループでチーム内だけに共有
20年以上続いてきたチームなのに、その活動を外から見られる場所がなかったんです。
作った理由は「作れるから」
正直に言うと、一番の理由はシンプルです。
「作れるから。作ってみよう、選手のモチベにもなるかなと」
私はWeb制作の仕事をしているので、自分で作れる。それなら作ってみよう、というのが出発点でした。
そのうえで、チームの歴史を見ていて「もっと発展できるんじゃないか」とも感じていました。最初に考えていたのは次のようなことです。
- チームの活動を外に発信する
- スポンサーを集める(スポンサー紹介ページを作り、営業で提携を増やす構想)
- より積極的にチームを運営する
- 選手のモチベーションを上げる
- チームの歴史や記録を残す
選手にとっての価値は「記録が残ること」
私が一番大事だと思っていたのは、選手にとっての価値です。
「出場した試合が記録として世に残ること、写真や映像などが残り、このチームの一員であるという証拠が残ること」
アマチュアの試合は、結果も写真も、放っておけば数年で誰も覚えていなくなります。所属していた証拠が残る場所を作りたかった、というのが本音です。
チームに提案すると「どんどんやってほしい」と賛成してもらえました。ただ、後で書くように、チーム全員を巻き込む運営体制までは作れませんでした。
ホームページをゼロから制作した方法
制作の流れ(6ステップ)
実際に進めた順番はこうです。
| 手順 | やったこと |
|---|---|
| 1 | サイト全体の構成を考える |
| 2 | デザインを考える |
| 3 | サイトマップを作る |
| 4 | 各ページの内容を整理する |
| 5 | 写真とテキストを準備する |
| 6 | Webサイトに反映して公開する |
いきなり作り始めるのではなく、先に「どのページに何を置くか」を決めてから手を動かしました。
参考にしたサイト
デザインや構成は、Jリーグのクラブ公式サイト、海外のサッカークラブの公式サイト、ほかのスポーツチームの公式サイトを参考にしました。プロのクラブがどんな順番で情報を並べているかは、社会人チームでもそのまま使える部分が多いです。
最初に用意したページ
公開時点で用意したのは次の5つです。
- TOPページ
- リーグ情報
- スポンサー情報
- メンバー募集
- ギャラリー
試合結果は、シーズンが始まってから試合の進み具合に合わせて追加していきました。
なお、2026年10月時点のサイトでは、リーグ情報の欄が「A1リーグ/リーグカップ/シニア40」の3つのタブに分かれています。これはシーズン中に大会が増えるたびに足したもので、制作当初はA1リーグだけでした。

スマートフォン対応は必須
「モバイル対応は必須。スマホの方が多いので」
チームの選手も、対戦相手も、試合会場や移動中にスマホで見ます。結果や順位表のような表は、スマホの画面幅で崩れないことを最優先にしました。
写真は途中で差し替えた
公開時点では、チームが持っていた既存の写真を使いました。シーズン途中に良い写真が手に入ったので、そこでサイト内の写真を差し替えています。試合映像は、後で紹介するカメラマンに撮影と編集を依頼し、Instagramに公開したハイライトを公式サイトにも載せました。
悩んだのは技術ではなく「どこまで作るか」
制作で悩んだのは、技術的な問題ではありませんでした。
- どこまで作り込むか
- どのタイミングで情報を更新するか
作ろうと思えばページはいくらでも増やせます。でも、増やしたページは誰かが更新し続けなければいけません。この2つは、運営を始めてからも答えが出にくいテーマでした。
1シーズンで実際に行ったサイト運営業務
更新したのは「試合結果」と「順位表」
運営中の主な更新は、この2つです。頻度は約2週間に1回、基本的に試合のたびに更新しました。
試合当日の流れ
| 順番 | 作業 |
|---|---|
| 1 | 試合終了 |
| 2 | 試合結果を確認 |
| 3 | 得点者・アシストなどを確認 |
| 4 | 帰宅後にWebサイトを更新 |
得点者やアシストは、私自身が記録していました。作業時間はハイライトの投稿まで含めて1試合あたり約20分です(サイトの更新だけで20分という意味ではありません)。
一番気をつけたのは正確さ
重視していたのは、情報の正確さです。得点者やアシストの確認が取れないまま載せることはしませんでした。そのぶん、確認が遅れた試合はサイトへの反映も遅れました。速さより正確さを取った、ということです。
楽しかったこと
「試合が進むたびコンテンツが増えるのは楽しい」
1試合ごとに結果が1行ずつ増えて、シーズンが進むにつれてサイトが埋まっていく。これは運営していて素直に楽しかった部分です。
大変だったこと
- 細かな更新作業
- 選手としての活動と運営業務の両立
- 情報の確認と、更新するタイミングの調整
選手が運営を兼ねることについては、こう感じています。
「選手自身が運営するのは少し大変だなと思った。シンプルに作業量もだが、個人的な感情が入る部分もあるため」
試合に出た当事者が、その試合の記録を書く。作業量だけでなく、その立場ならではの難しさもありました。
Instagramを運営し、公式サイトと連携した方法
サイト完成から約1か月後に開設
公式Instagramは、サイトが完成して約1か月後、シーズンが始まってから私が開設しました。目的は3つです。
- 試合のハイライト動画を投稿する
- 他チームと交流する
- 練習試合などの接点を作る
投稿したもの
- 試合告知
- 試合結果
- 試合ハイライト
- ストーリーズ
投稿画像は、受け取った写真をもとにCanvaで自分で作りました。ハイライト映像は、撮影者に編集まで依頼しています。
公式サイトとInstagramの役割分担
| 公式サイト | ||
|---|---|---|
| 役割 | 試合結果や情報を確認する場所 | ハイライトや動画を発信し、接点を作る場所 |
| 主な中身 | 試合結果、順位表、チーム情報、ギャラリー | 試合告知、結果、ハイライト動画、ストーリーズ |
| 強み | 情報が1か所にまとまり、後から見返せる | 他チームや選手に届き、DMで直接つながれる |
数字(2026年10月11日時点)
- フォロワー:68人
- ハイライト動画の再生回数:1本あたり約5,000〜1万回
フォロワー数は想定どおりでした。一方で、ハイライトの再生回数は思っていたよりずっと多かったです。
注意として、再生回数は動画が再生された回数で、見た人の人数ではありません。また、閲覧数の反応が一番良かった投稿形式は「試合告知」でした。動画の再生回数と投稿の閲覧数は別の指標なので、並べて比べてはいません。
Instagramで起きたこと
- 他チームと試合を誘い合った
- 選手からDMが届いた
大変だったのは「決まった時間に投稿すること」
試合の後は疲れていますし、ほかの予定が入っている日もあります。投稿の時間を守ることが、Instagram運営で一番苦労した点です。
チーム全体が大きく変わったわけではありません。ただ、ハイライトで選手のモチベーションが上がったこと、試合結果が見やすくなったことは実感しています。
リーグ戦全9試合の撮影とハイライト制作
撮影を始めた理由
「社会人サッカーなどアマチュアは、自分のプレーが映像に残らない。いいゴールも、記憶の中で残り薄れていく。それは勿体無い。また映像ないので修正や改善もしにくい」
映像があると、次のことができるようになります。
- 思い出やプレーを記録として残す
- 選手が自分のプレーを振り返る
- 改善点を確認する
- チームの中でプレーについて話し合う
- SNSで外にも発信する
札幌フットボールカメラに依頼した
2026年のリーグ戦は全9試合を、札幌でサッカーの撮影をしている「札幌フットボールカメラ」さんに撮影してもらいました。依頼した内容は次のとおりです。
- 試合映像の撮影
- 動画の編集
- ハイライトの制作
- 可能なときは写真撮影
撮影は会場の中央付近から、カメラ1台です。ハイライトは両チームの得点シーンとチャンスシーンが中心で、どの場面を使うかの選定も撮影者に任せました。
撮影については、事前にチーム代表に確認しています。費用は選手から集めて依頼する形にしました。
ハイライト公開までの流れ
| 順番 | 作業 | 担当 |
|---|---|---|
| 1 | 試合を撮影 | 撮影者 |
| 2 | 編集・ハイライト制作 | 撮影者 |
| 3 | GoogleドライブかGigaFile便で受け取る | 私 |
| 4 | スマホからInstagramに投稿 | 私 |
| 5 | 公式サイトにも掲載 | 私 |

撮影してよかったこと
映像ができてから、選手同士で「あれよかったね」「あのシーンあとで振り返ろう」と話すことが出てきました。試合が終わった後でも、自分のプレーを確認できるようになったんです。
「映像で残ること、これが本当に大きな意味を持つ」
運営の負担として挙げるなら、撮影費用の回収が少し面倒だったことくらいです。
公式サイトを1シーズン運営した成果
問い合わせと外部との交流
公式サイトを見た人がInstagramに移り、DMを送ってくれたケースが複数ありました。ただ、それが入団などの具体的な結果につながったかどうかは確認できていません。
できたこと・できなかったこと
| できたこと | できなかったこと |
|---|---|
| 試合結果・順位表を1シーズン更新し続けた | チームの歴史を紹介するコンテンツ |
| Instagramを開設し、他チームや選手と接点ができた | チーム全体を巻き込む運営体制 |
| リーグ戦全9試合を映像で残した | 更新ルールとスケジュールを決めること |
| 結果・写真・映像を1か所にまとめた | サイトがあったから実現したこと |
自分の評価をそのまま書きます。
「最低限、必要なものは揃ったが、独自のコンテンツの作成には至らなかった。またサイトがあったから実現したこと、も今年は生み出せなかった」
サイト、Instagram、映像という土台はできました。でも、それを使って新しい何かを生むところまでは届きませんでした。
次のシーズンに目指すこと
「まずはチームの選手、また選手の家族や友人知人がもっと見たい、となるサイトを目指す」
外に広げる前に、まず一番近い人たちが繰り返し見に来るサイトにする。これが次のシーズンの目標です。
実際に運営してわかった失敗と改善点
一番の反省は、更新ルールを決めなかったこと
誰が、いつ、何を更新するか。これを最初に決めていませんでした。試合の翌日に更新できた週もあれば、確認待ちで遅れた週もありました。
一人で完結できてしまったことが問題だった
「作業自体が一人で完結できてしまったから」
制作も更新も、私1人でできてしまいました。だからこそ、チームを巻き込む仕組みを作らないまま進んでしまったんです。更新作業の役割分担を最初に決めておけば、もっとスムーズだったと思います。
一方で、AIを使うことで作業の一部は簡単にできた実感もあります。
チームの歴史を載せられなかった
「チームの歴史をサイトに載せたかった。チームを知れる、という場所にしたかった」
20年以上続いているチームだからこそ、これまでの歩みを残したかった。これは今シーズンの一番の心残りです。
次のシーズンに直すこと
- 試合結果をもっと見やすくする
- チームの歴史を詳しく載せる
- 誰でも更新しやすい仕組みを考える(お知らせ・ブログの投稿機能、試合結果の追加・編集機能、他の担当者でも更新できる管理体制)
- 役割分担と更新ルールを先に決める
社会人サッカーチームにホームページは必要か?
私の結論:必須ではないが、あると面白くなる
「必須ではないが、ある方がもっと面白くなるし、よくなる。映像や写真や結果が1つの場所にまとまるというのは、今だけでなく将来的にも嬉しい」
すべてのチームに公式サイトが必要だとは思いません。ただ、試合結果、写真、映像が1か所に積み重なっていくと、何年か経ったあとにそのシーズンを振り返れます。これはSNSだけでは難しいことです。
まずはInstagramから
これから発信を始めるチームには、最初はInstagramをすすめます。そのうえで、写真や動画などのコンテンツが溜まってきたら、公式サイトを作る価値が出てくると考えています。
最低限あればいいのは2つ
- 試合日程
- 試合結果
まずはこの2つがわかれば十分です。
自作か、制作を依頼するか
以下は、私が1シーズン運営した経験からの考えです。
| 自作でいい | 依頼を検討する価値がある | |
|---|---|---|
| 目的 | 今シーズンを楽しむ | 上位カテゴリーへの昇格など、明確な目標がある |
| コンテンツ | 日程と結果が中心 | 写真や動画が充実している |
| スポンサー | 特になし | いる、または増やしたい |
| 運営の姿勢 | できる範囲で | より積極的に運営したい |
作る前に考えてほしいこと
「誰がいつ、どの媒体で、誰と見るか、を考えるのがいい。自己流や主観は捨て、客観的に見やすい場所にするべき」
たとえば、選手が試合の帰りにスマホで結果を確認する。家族が週末にリビングで息子のゴール動画を探す。対戦相手が前日に会場と時間を調べる。こうした場面を先に思い浮かべてから、何をどこに置くかを決めるのがおすすめです。
よくある質問
Q. 更新にはどれくらい時間がかかりますか? A. 試合のたび(約2週間に1回)に更新し、ハイライトの投稿まで含めて1試合あたり約20分でした。
Q. Instagramとホームページはどちらを先に作るべきですか? A. 私はInstagramを先にすすめます。写真や動画が溜まってきたら、それをまとめる場所として公式サイトを作る価値が出てきます。
Q. 最低限どんなページが必要ですか? A. 試合日程と試合結果の2つです。
まとめ|社会人サッカーの記録を残す価値
1シーズン運営して、試合結果と順位表を更新し続け、Instagramを開設し、リーグ戦全9試合を映像に残すことはできました。一方で、チームを巻き込む仕組みも、チームの歴史を伝えるページも作れませんでした。サイトがきっかけで何かが実現した、と言えることも今年はありません。
それでも、作ってよかったと思っています。社会人サッカーの試合は、記録しなければ消えていきます。結果、写真、映像が1か所に残っていれば、来年も10年後も、そのシーズンに戻ってこられます。
次のシーズンは、更新のルールと役割分担を先に決め、選手やその家族、友人がもっと見たくなるサイトを目指します。
あなたのサッカーチームにも、公式サイトを作ってみませんか?
私はMachu Picchu.FCの選手として活動しながら、公式サイトを制作し、1シーズン運営してきました。
試合結果や日程を整理するだけでも便利ですが、写真や映像、選手の記録、チームの歴史が1つの場所にまとまると、後から見返す楽しみも生まれます。
「自分たちのチームなら、どんなホームページが作れるだろう?」
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※制作イメージの提案は無料です。実際の制作・公開には別途費用が発生します。


