先日、札幌市の大倉山スキージャンプ台で開催された「Red Bull 400(レッドブル400)」に、人生で初めて参加してきました。
レッドブル400とは?

「Red Bull 400」は、たった400メートルという距離ながら、世界屈指の過酷さを誇る“超短距離・超高強度レース”です。
特に日本で開催される「レッドブル400大倉山」は、札幌市の大倉山ジャンプ台を“逆走”するレース。最大斜度はなんと37度。脚力だけでなく、心肺機能、精神力までもが試される過酷な登りです。
参加カテゴリーとエントリーについて
大会には以下のようなカテゴリーがあります
- 個人戦(Men / Women):1人でジャンプ台を登り切る
- リレー戦(4人1組):100mごとにバトンタッチするチーム戦
- ファイヤーファイターズ部門:消防士限定の部門
私は今回、個人戦で出場しました。参加費は約9,000円ほど。エントリーは公式サイトから行い、受付期間は例年3月〜5月、開催は7月〜8月に行われます。
なぜ出場を決めたのか?
理由はシンプルで、「スキージャンプ台を駆け上がる」という非日常体験ができるから。
サッカーのシーズンが5月に始まるというのもあり、ただ鍛えるよりも「目標があった方が頑張れる」と思い、エントリーしました。
本番当日(2025年5月17日)

このレース、想像以上に過酷だと見るだけでわかりました。

登る人たちが豆粒のように見えます。ここからあそこまでいくのか、という絶望に近い感情がスタート前にのしかかります。
走った結果、人生で一番きつかったです。
これまでの人生一きつい瞬間を軽々超えてきました。
特にふくらはぎが悲鳴を上げ、レース中盤から完全に足が言うことを聞かなくなりました。逆に太ももやお尻はそこまで疲労せず、筋肉の使い方や負荷のかかり方に偏りがあることを体感。
タイムなんてどうでもいいくらいに、終盤はとにかくゴールに辿り着くことだけ考えていました。
完走できたこと自体はとても大きな達成感につながりました。

翌日の地獄
翌日はサッカーの公式戦。
…結果は想像どおり、後半には足が動かず、全身の疲労で本来のパフォーマンスは発揮できませんでした。7分のレースだったとはいえ、全力で400mを登るという行為がいかに過酷だったかを改めて実感。
それでも、また出たいと思ってしまう

人間って不思議なもので、あれだけ辛かったのに、「来年も出てみようかな」とふと思ってしまうのです。
おそらく、普通の生活では味わえない”極限の挑戦”を、ほんの数分で体験できるイベントだからこそ、惹きつけられるのかもしれません。
レッドブル400を終えて
レッドブル400大倉山は、ただのレースではありません。「自分を試す場」として、そして仲間と語れる挑戦として、心に残る経験になります。
体力や脚力に自信のある方は、ぜひ挑戦してみてください。きっと一生の思い出になりますよ。

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