アジアは、世界で最もサッカー人口が多い大陸です。
中国14億人、インド14億人、インドネシア2.8億人、パキスタン2.4億人、バングラデシュ1.7億人。これらすべての国でサッカーが最大の人気スポーツの1つになっています。
このアジア市場の実情と、日本サッカーの進出機会を整理します。
目次
主要アジア国のサッカー市場
タイ:東南アジアサッカーの中心地
- リーグ:タイリーグ1
- 国民の熱狂度:極めて高い
- 日本人選手の活躍:複数のJクラブからレンタル・移籍実績
- 特徴:観戦文化が成熟、スタジアム動員も多い
ベトナム:急成長中
- リーグ:Vリーグ
- 経済成長と並行して、サッカー人気が爆発的に上昇
- 2018年AFCアジア大会で準優勝
- 韓国・日本のサポーターも徐々に増加
インドネシア:未開拓の巨大市場
- 人口2.8億人
- リーガ1
- 観客動員数はアジアでもトップクラス
- ただし、リーグ運営は不安定
- 日本企業の進出余地大
マレーシア・シンガポール:日本人プレーの場
- アルビレックス新潟のシンガポール展開
- マレーシアでも日本人選手が活躍
- 英語が通じやすく、進出ハードルが低い
中国:規制と転換期
- 過去のスーパーリーグ・ブーム(2017〜2019年)は退潮
- 国家方針の転換で投資規制
- ただし、市場規模は依然巨大
日本サッカーの進出機会
機会1:選手獲得
アジアから若手有望選手を獲得し、Jリーグで育てて欧州に売却するモデル。
機会2:選手派遣
Jリーグから東南アジアへの選手レンタル・移籍。試合経験を積ませる場として機能。
機会3:クラブ提携
アルビレックス新潟シンガポールのような姉妹クラブ設立。これはJリーグでまだ少数事例。
機会4:放映権・コンテンツ
Jリーグのアジア向け放映権販売、デジタルコンテンツのアジア展開。
機会5:スポンサー・グッズの逆流入
アジアの企業がJクラブのスポンサーになるケース。アジアでのグッズ販売も含めて、Jリーグの新収入源。
日本企業のアジア進出への示唆
サッカーで言える「アジア進出の機会」は、すべての日本企業に共通します。
- 人口規模の活用
- 急成長中の国の選定
- 現地パートナーとの提携
- 文化適応の必要性
日本の中小企業が「東南アジアに進出」と聞くと、漠然と感じるかもしれない。ですが、サッカークラブが現地でどう活動しているかを見ると、具体的なヒントが見えてくる。
ストライカードットコム視点
筆者は世界のサッカー文化を取材する立場として、アジアサッカー市場の取材をこれから強化していく。
特に注目しているのは、日本人選手・指導者がアジア各国でどう受け入れられているか、そして日本企業がどう進出機会を見出せるかという視点です。
参考リンク
– アルビレックス新潟のシンガポール展開(ストライカードットコム)
